各館からのご挨拶

昭和館

 昭和館は、先の大戦によって国民が経験した昭和10年頃から昭和30年頃までの国民生活上の労苦を次の世代に伝えることを目的として、平成11年3月に設立された国立の施設です。常設展示室、映像音響室、図書室及びニュースシアターなどがあり、当時の生活用品の実物、写真、映像資料を公開しています。
 また、防空壕・井戸ポンプでの水くみ・一升瓶での米つき・当時の衣服を身に着けるなどの体験コーナーも設けています。
 さらに、当時のニュース映画やレコードが視聴でき、当時の証言映像も公開しています。
 今年は戦後70年の節目の年にあたり3館で合同で展示会や講演会を開催をすることにより、当時の労苦について皆様に一層のご理解をいただければ幸いです。

館長 羽毛田 信吾館長 羽毛田 信吾

しょうけい館

 しょうけい館(戦傷病者史料館)は、戦傷病者が体験した、戦中・戦後の労苦を後世に語り継ぐことを目的として、平成18年3月に開館した施設です。
 戦傷病者の団体も高齢化により平成25年11月に解散し、直接語り継ぐことが困難になりましたが、しょうけい館ではある兵士の足跡を辿る形で、戦地で使われた実物資料、医療やその後の療養、社会復帰、生活の労苦等に関連する戦傷病者からの寄贈資料を展示するとともに、個々の戦傷病者による証言映像を収録し公開しております。
 この度の展示会や講演会をとおして、戦傷病者の労苦への理解を深めて頂き、しょうけい館にご来館して頂ければ幸いです。

館長 奥野 義章館長 奥野 義章

平和祈念展示資料館

 平和祈念展示資料館は、さきの大戦における、兵士、戦後強制抑留及び海外からの引揚げの関係者の労苦に関する資料の常設展示を行い、国民の理解を深めるために、平成12年11月に開館いたしました。
 開館以来、戦争体験のない世代にもわかりやすい展示を行うとともに、館外活動やインターネットなどを通して、全国の幅広い年齢層に関係者の労苦を伝えるための業務に取り組んでおります。終戦から70年を迎え、戦争体験者が少なくなる今日、展示や講演を通して、体験者の労苦への理解を深めていただければ幸いです。

名誉館長 増田 弘名誉館長 増田 弘

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